Vol.47 熱狂のレッドカーペットで、静かに愛の本質を思う

ブラット・ピット&アンジェリーナ・ジョリーの“一家で来日”が、さまざまに報道されたこの1週間。パーティ担当としては幸いなことに、来日中はブラッド主演の『ベンジャミン・バトンー数奇な人生ー』(2/7公開)のレッドカーペットイベントがあって、このエッセイでも過去に何度か公言している通り赤絨毯取材はもれなく趣味ということもあり、目撃してきました。

会場となったのは東京のレッドカーペットイベントの聖地でもある六本木ヒルズアリーナでは、まずリムジンでブラッドがけやき坂に降り立ったところから、ドラマはスタート。というのも、先に車を降りた彼が、反対側のドアを開けて手を取った相手は、なんとパートナーのアンジー(一緒に来るんじゃないかってことは、実は予想されてはいたものの、それなりにアガりました)。しかも、すぐさまがっちり手をつないで、早くも安定したパートナーシップをアピール。

で、その後はブラッドがTVカメラのインタビューに応じなければならなかったり、お互い会場を埋めたファンへのサインに応じなければならなかったりで、数十分ほど離ればなれ状態だったのですが、フォトコール(紙媒体のカメラマンさんが待ち構えている一帯を意味します)にたどり着くと、アンジーがサインに応じるブラピの背中に子供のように抱きついたりしてじゃれ合うシーンも。しかもそんな甘ったれアンジーの手をブラッドが再度しっかり握ってエスコートしたりもして……。

いやぁ、確かに揺るぎなくラブラブです、あのお二人。

ちなみに前日には映画の記者会見もあって、歳を重ねるほど若返っていく主人公が、逆に歳を重ねていく愛する人(ケイト・ブランシェット)からあえて離れていくという決断に対し、「ブラット・ピットとして同じ状況に置かれたら、どんな決断をしますか?」という質問に、ブラッドの名言がスパーク。内容はというと「別れとは愛の本質的な変化であり、愛し合う者同士のリレーションシップにも、終わりは必ずやってくる。だからそういう瞬間がきても、絶望的に受け止めるのではなくて、そういうものとして淡々と受け止めることが大事。そして、愛し合っている間は、その関係を最大限楽しむことさ」というところ。

実は二人の出会いとなった約3年前の『Mr.& Mrs.スミス』のレッドカーペットイベントのときは二人の関係がゴシップ誌で過剰に騒がれていたこともあり(もちろんブラッドは離婚前)、共演者にもかかわらず明らかに時間差で六本木ヒルズアリーナに登場。故意に2ショットが排除されていたなんてこともあって、今回の二人の無防備な姿はブラッドの名言の通り、目一杯今の関係を愛おしんでいるように思えたりもしたわけですが、すなわち全世界が羨望するパーフェクト・カップルに学ぶ愛の秘訣は「別離を恐れず、愛し合えている今を濃厚に」ということでひとつ、お役立てください。


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↑デビット・フィンチャー監督を挟んでの二人。アンジーのドレスはリーム・アクラによるシンプルなイブニングガウン。シルクサテンのつるっとした素材感が、アンジーの華奢なボディラインを強調していて、女目線でもぐっときました。


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↑名言つながりといえばこの人、叶恭子さん。このほど親交のあるジュエリーデザイナーのローリー・ロドキンとともに、シスターブランドの「ラブ&ヘイト」の基礎化粧品をプロデュース。先週行われた記者会見では「気がつけば愛されてしまっている肌になっているかもしれません」とのコメントも。ちなみに手にもっているオレンジのボトルが1/16に新発売となったシナジーローション(4,500円)、ネックレスを含めすべての着用ジュエリーはローリー本人が恭子さんのためにデザインした1点モノの自前だそうです。





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岡田有加プロフィール
フリーエディター&ライター。石川次郎氏に師事し2003年に独立後は、パーティジャーナリストとしても国内外の社交シーンを夜な夜なパトロール、GLAMOROUS以外にFRaU『Party美人のウィンク』など雑誌でのパーティ連載も多数。華やかなパーティシーンを常に一歩引いた視点で眺めつつ、その中にさらりと時代のツボ捉えた書きっぷりには業界のファンも多い。最近はパーティのアドバイザー&コーディネイターとしての活動もスタート、出版物やウェブサイトのトータルディレクションも手掛ける。





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