突然ですが、レッドカーペット取材が好きで、プロフィールなどにもたまに調子にのって“趣味”と書かせていただいたりもしていますが、そんな私にとって毎年この時期見逃せないのが、東京国際映画祭のそれ。
今年はチェアマンも変わられて、映画祭のテーマも新たに「エコ」と掲げたとのことで、レッドカーペットがペットボトルを再生したグリーンカーペットに様変わり。そんな話題性もあって、例年より多少ドレスアップして出かけたのですが……。
なんと取材にあたっての説明会で判明したのは、雑誌の取材陣はファッション誌も一様に、テレビカメラの前が定位置と理由で、カーペット脇の地べたにしゃがみこんで取材しなければならないということ(要するに立ってしまうと背後のTVカメラの邪魔になってしまうからですね)。そんなこともあろうかと、スキニーを持参していたのですぐに着替えて待機できましたが、正直がっかり……。
というのも、“しゃがんだ取材陣”という絵面は、カーペットをドレスアップして歩くセレブの方々からの見栄えもチープでけしてよろしくないでしょうし、何より取材する側からするとまずコメントをいただくのが不自由。一方でこれが海外のレッドカーペットとなると、TV or 雑誌を問わず、エントリーできた取材陣に対して、質問次第でスターが足を止めて対応できるような頭脳的な配置を確保してくれるのが基本。メディアとスター、それぞれの自立と信頼関係の上で、レッドカーペット上の取材が任されているわけですね。当然、スターとメディアとのホットなやりとりが盛り上がるので、結果映画関係者の方々もちろん、詰めかけたギャラリーも相乗効果でだんだんと盛り上がってきて、その名も「レッドカーペット・ショー」と呼ばれる通り、思いも寄らない心温まるコミュニケーションを目の当たりにするエンタメの現場になるというか。
つまり、これが私がレッドカーペットに魅せられた理由でもあります。
なのですが、このエンタメ感が日本のレッドカーペットでは阻止されがちなのがちょっと残念で、特に東京国際映画祭はわざわざけやき坂を封鎖して行うこと、さらに今年は麻生総理まで歩かれたので時間制限という問題に配慮していることも要因だとは思うのですが、願わくば取材陣をもう少し信頼いただいて、少しずつでもそこに自由を与えていただけると、本当の意味で成熟したレッドカーペットカルチャーを育てる場にもなれるんじゃないか、という気も。
詰めかけたサインをするスターが少なく、周囲に手を振る方もまばらな静かなるレッドカーペットは、日本的でマナーがよろしいとはいえ趣味を豪語する者のレベルには何か物足りなくって、マニアはこれだからいけませんね……。
↑コンペ出品作「ブタのいた教室」主演の妻夫木聡さんは子ブタちゃん! を抱えて登場。これには取材陣から「カワイイ〜」のため息が★。たとえば、こういうリアクションを誘発するアイデアや、ビシッとキメるだけでなくアッと言わせるお祭りファッションが、レッドカーペットを盛り上げるには不可欠だったりするのです。ちなみに男性陣では他に津川雅彦さん、及川光博さん、小池徹平さんあたりがお洒落かつ楽しげで、エンタメ系にインされていた印象。今年お亡くなりになった市川崑監督の遺影を手に歩く石坂浩二さんの姿にも、別の意味でジーンとさせられました。
↑女性ではグリーンカーペットに念頭のご覧のグリーンのスカートで登場、メディアにも愉快にリアクションを返していたご存じ桃井かおりさんがダントツのエンタメ系。さすがハリウッドの流儀を知っている余裕かと。また、特別招待作品「少年メリケンサック」主演の宮崎あおいさんも、スター然としてファンに丁寧に手を振る姿が印象的でした。
↑先週はDAIGOさん登場のショパールのイベントにも足を運ばせていただきましたが、ショパールを着用されて「かなりショパってます」と名言連発のトークショーは、むしろDAIGOさんのブランドへの気遣いとおしゃべりテクを感じる愛らしい時間に。ショパールといえばカンヌ映画祭の公式スポンサーで知られますが、それこそカンヌのレッドカーペットもまた、ショパールのグラマーなジュエリーとともに相当エンタメ系。読者の皆さんも初夏のコートダジュールでカンヌの赤絨毯見物、来年あたりいかがです(なんて)? なお、トークショーのお写真がNGで、こちらは当日のホワイエの写真で、ごめんなさい。
↑映画祭開幕前夜の六本木ヒルズ、マドラウンジではジェシカのお誕生日パーティもありました。サマンサタバサのチームからジェシカに届いた、毎年大好評のお花のバースデーケーキは、フラワーショップの「HANAHIRO-花弘」でオーダー可能です。

