Vol.30 クラッチバッグにマイ箸、の初体験

インビテーションの持ち物指定欄についに「マイ箸」というエコな表記を見つけ、こういう展開のパーティはお初ですからとの好奇心から先週お出かけさせていただいたのが、シガーブランドのDAVIDOFF(ダビドフ)が顧客向けに定期的に行っているパーティ。

シガー×エコパーティの脈絡としては「あふれんばかりの太陽光を吸収して育ったたばこの種は、青々とした葉へと成長し、極上のシガーになって人々に癒しを与える。そしてやがて灰になる」ということで、会場も緑のオアシスこと日比谷公園内の一軒家フレンチレストラン、ヴィラ・デ・マリアージュ 日比谷パレスが舞台に。

で、マイ箸指定を超えるユニークなサプライズだったのは、屋外のガーデン部分の電力に関してのみいわゆる自転車発電させていたこと。しかも設置された自転車の漕ぎ手は現役の競輪選手と大学生選手! でも、目の前でシャンパーニュとシガーをアダルトな雰囲気で楽しむゲストの方を目の前に、交代制とはいえ汗だくになって2時間以上ひたすら自転車を漕がねばならない選手の方々は、景色としてはどうも切ないものが。だからといってシャンパーニュを勧めるわけにもいかず……せめてねぎらいかたがた話をしてみようかとも思ったものの、わたくし、競輪についての知識はまずゼロでして、出てきた言葉といえば「お写真撮ってもいいですか?」

ちなみに肝心のマイ箸に関してはゲストの皆さん、なかなか出しにくかったようで、あくまで見た範囲ではルール違反のゲストのために準備されたフォークの類いを使っている方々が目につきましたが、この流れ、はたして定着するものか。でも、特にブッフェなんかだと割り箸は相当消費するはずなので、“パーティでマイ箸”は間違いなく環境には優しいはず。となるとドレスにもフィットして、かつ堂々とクラッチバッグから出せるアクセ感覚の「デコラ箸」が必要? たとえばフードに力を入れたパーティの主催者なりが、お土産をかねてデザインしてくれたりするといいのかもしれませんが、それにしてもエコ目的なのにスワロフスキーなんかが付いちゃってたりすると、やっぱりチグハグなハナシでしょうか。

それともうひとつ、「SOMETHING NATURAL」のドレスコードにクリアした
ゲストの中では、デニムでできたカスタムの浴衣を来た初代グラ男の中村孝則さんのアイデアにノックアウト。グラ男の実力、恐るべしです。
0929-2.jpg↑このパーティのためにわざわざ地方からいらしたという、自動車発電に励む競輪選手の皆さん。


09-3.jpg↑ちなみに変化球のインビテーションとして、最近ではこのような宅配ピザのパッケージを模したものが届いたりもしました。昨年NYでご存じドコモダケをテーマに各界のクリエイターに自由に料理してもらうというイベントが開かれてかなり好評だったそうですが、このインビはその東京展のオープニングパーティのもの。エキシビジョンは10/4〜10/13まで、初台の東京オペラシティータワーにあるNTT InterCommunication Center(ICC)で開催されるとのこと。それにしてもアートなパーティらしい招待状ですよね。

0929-3.jpg↑3枠目は先々週のハナシになりますが、ニューピア竹芝内ニューピアホールに“週末型エンターテイメントディスコ”と銘打った「ULTRA POSITION」(通称「UP!」)がオープンとなりパーティが。LEDが七変化する巨大なお立ち台の上で、それこそキツめの下ネタからスタイリッシュなポールダンスまで幕の内弁当のごとく様々な方向のエンタメが繰り広げられるという場所とのことですが、一方で一緒だったライター嬢曰く「2丁目系の音」に合わせて踊り出すスーツ族も続出のダンシングタイムも。バブルを知らない世代には何かが強烈なハコです。





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岡田有加プロフィール
フリーエディター&ライター。石川次郎氏に師事し2003年に独立後は、パーティジャーナリストとしても国内外の社交シーンを夜な夜なパトロール、GLAMOROUS以外にFRaU『Party美人のウィンク』など雑誌でのパーティ連載も多数。華やかなパーティシーンを常に一歩引いた視点で眺めつつ、その中にさらりと時代のツボ捉えた書きっぷりには業界のファンも多い。最近はパーティのアドバイザー&コーディネイターとしての活動もスタート、出版物やウェブサイトのトータルディレクションも手掛ける。





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