Vol.29 一歩踏み込んだキャスティングに、TOKYOクラブ&DJカルチャーの可能性を思ってみたり

いわゆるパーティはホストで決まるとはよく言われるものですが、毎回サプライジングなキュレーターやDJ、バンドやアーティストをキャスティングすることで刺激的なパーティを届けてくれるのが、ほぼ月イチペースでル・バロンを舞台に開催されているアムステルダムのデニムブランドG-STARによる「Raw Nights」。

3月からスタートしたこのパーティ、過去にはDURAN DURANやKCO×TK夫妻(globeのKEIKOさんと小室哲哉さんのことですね)など「オオッ」という顔ぶれが登場したりもしているのですが、先週行われた#05ではファッション業界のカリスマで人気者の祐真朋樹さんがキュレーターとして登場とのこと。芸能人の方々とも関わりの深い祐真さんですから、「もしかしたらいつもはなかなか会えないようなメンズゲストが来るかも」との匂いもぷんぷんしたもので、コール・ハーンのブランド設立80周年パーティの流れで、その日一緒だったライター嬢に「一緒にお願い!」とあくまで目線でせがんでチェックに。


到着すると当の祐真さんはなんと和服姿でVIPルームのゲストにご挨拶。しかも、いつも24時を過ぎてやっとコアタイムというハコが23時前の段階で既に人、人、人でパンパンな状態&予想通りお洒落メンズも多数で、やっぱり!な客層。中でもDJとしても活躍されているという俳優の岡田義徳さんあたりが特にキラキラされてました。(ちなみに私は翌朝に原稿納品が控えていて、メインパフォーマーTOWA TEIさんのDJをしばし見届けた深夜13時すぎに名残惜しさいっぱいで失礼させていただいたのですが、日々の顔なじみかつ業界屈指のパーティフォトグラファー氏の後日情報によると、最終的には中田英寿さん、山本“KID”徳郁さんあたりも入られたとか)。


思うに、祐真さんのような吸引力のある方や、実は芸能人ですけどDJやバンドをやっていますという型破りな存在はまだまだたくさんいらっしゃるはずで、そういう側の皆さんををこれからもどんどん引っ張り出してくれるだろう「Raw Nights」と強いてはG-STARというブランドにリスペクトを捧げると同時に、一歩踏み込んだキャスティングが根付くことで、東京のクラブ&DJカルチャーがもっと多様に大胆に盛り上がるといいですよね。

ともあれ結論としては、基本的にいつも踊れる音を求めていて、さらにキュレーター効果というべき一夜限りのゲストに混じって盛り上がりたい女子は、付近にル・バロンのメンバーをうまいこと見つけて次回の「Raw Nights」をチェックされたしということで!


080923-1.jpg↑「Raw Night」ではモデルDJの草分け、エリー・ローズのパフォーマンスも。それにしてもTOWA TEIさんなんかとも絡んでいるやはりモデル出身のDJ HICOさん(今サイトの、“GLAMOROUS NEWS”の枠でも新作のMIX CDが紹介されてましたね)など、ガールズDJはここにきてアツイですね。いつか皆様をちゃんと取材する機会があればとも思う次第です。


080923-2.jpg↑今回はサブカットも音ネタで。「Raw Night」の前に出かけたコール・ハーンのパーティでは、ロンドンのカリスマDJで知られるジャイルス・ピーターソンが登場。既にかなりゲストが引いてしまった後のプレイだったので踊るに踊れず、やや忍びなかったですけれども。

080923-3.jpg↑先週はPUMA storeが「世界の才能を発掘し、日本の音楽シーンに紹介する」というテーマで行っている音楽イベント・プロジェクト、“redbook”の秋バージョンもスタート。第一弾としてローリングストーン・カフェでのライブに登場したのは米ヴァージニアの新人アーティストemancipatorで、今年の4月に発売された初のフルアルバムは、インディーズながら現在までに1万枚のセールスを記録しているそうで。redbookのサイトでメンバーになると次回のご案内が届くようです。ちなみに上の写真は一転、PUMAがサポートするNPO団体PEACE ONE DAY(武器を置き平和を願う世界同時行動を呼びかけている団体、以下POD)のためにデザインしたTシャツ。PODの努力が実り、国連が定めた国際平和デーが先週の9/21ということで、PUMAのマーケティング嬢からプレゼントいただきました。音楽から平和まで……ミーハーな派手さはないものの、世界中でイベントを通して真摯なアクションを続けるブランドのひとつです。





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岡田有加プロフィール
フリーエディター&ライター。石川次郎氏に師事し2003年に独立後は、パーティジャーナリストとしても国内外の社交シーンを夜な夜なパトロール、GLAMOROUS以外にFRaU『Party美人のウィンク』など雑誌でのパーティ連載も多数。華やかなパーティシーンを常に一歩引いた視点で眺めつつ、その中にさらりと時代のツボ捉えた書きっぷりには業界のファンも多い。最近はパーティのアドバイザー&コーディネイターとしての活動もスタート、出版物やウェブサイトのトータルディレクションも手掛ける。





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