Vol.14 ボノ来日をきっかけにつながった2つのパーティのテーマは“社会貢献”

グラマラス的パーティガールの皆さんは「プロダクト(RED)」なるものをご存じでしょうか? 2006年にスタートしたエイズで苦しむアフリカの人たちを支援する世界的なプログラムで、グローバル企業が共通の「レッド(RED)」マークを付けた商品を販売し、その売上げの一部を世界エイズ・結核・マラリア対策基金へ寄付するというもの。

U2のヴォーカル ボノと、国際NGOであるDATAのボビー・シュライバーさんが発起人なのですが、先週、そのボノが横浜でのアフリカ会議出席のために来日したのを受けてアフリカ支援ライブを敢行したのが、かねてからこの活動に協賛している企業のひとつ、ご存じエンポリオ・アルマーニ(ご参考までに他の協賛企業はというと、アップル、コンバース、DELL、GAP、ホールマーク、マイクロソフトの6社)。

で、ライブの目玉アーティストは時の人、青山テルマさん。高校時代からエイズに関するボランティア活動をしていたとのことで、彼女の「エイズはアフリカだけの問題ではないので、一人でも多くを知って、自分の身体を守ってほしい」とのキチンとしたコメント効果もあって、会場となったSHIBUYA-AXでの募金も100万円超え。ライブ終了後も、入りの段階ではスルーしていた「プロダクト(RED)」のグッズ売り場前に一転、観客の皆さんが集結していた光景も印象的でした。

一方で週末に埼玉スーパーアリーナで行われたMTV主催のVMAJ(VIDEO MUSIC AWARDS JAPAN)にもご招待いただいて数年ぶりに足を運んでみたところ、ここでもボノ、しかもご本人がゲストセレブリティとしてステージに登場。しかも、ミスチルの桜井さんと小林武史さんを呼び込むという、パーティには不可欠なサプライズ付きで! お二方にはボノから、MTV史上初となる社会に貢献したミュージシャンに当てた賞 “MTV Rock The Music Award”が贈られたのですが、「We are one,音楽でひとつになれるオレらなんだから、世界に対してもひとつになれるはずだよな(と、あえてロックな感じで訳してみました)」と政治家顔負けのスピーチを披露したボノはぜんぜんペラペラしてなくて、そのメッセージは少なからずMTVラバーの若者にも届いたかと。

つまり、ボノをきっかけに2つのパーティがつながったわけですが、パーティも社会貢献の要素なくしては物足りないステージにいよいよ本格突入の予感。今週は中田英寿さんの「TAKE ACTION」プロジェクトに賛同したルイ・ヴィトンが会費10万円のチャリティ・ガラを開催するそうですが、ボノさんにしろ、中田さんにしろ、はじめは“一人の力”。なんだか素敵なハナシです。

14-1.jpg↑青山テルマさんはそれにしても、かなりのスモールサイズなのにパワフル。ライブには河口恭吾さんも登場、平和をテーマにした楽曲「地球兄弟」を披露。森泉さんはトークショーに参加。

14-2.jpg↑ワタクシはかねてからレッドカーペット取材は趣味と公言していますが、そもそもその面白さに気付いたのは2002年のバルセロナ、MTV VMAでの取材で、海外スターの豊かな赤絨毯パフォーマンスに触れたのがきっかけ。ちなみにこの日のレッドカーペット・クィーンは断トツでファーギー! 取材陣を前にしての時間のつくり方、心あるカメラマンを自分で見極めて視線を届ける術、何よりファンへのサインを厭わないスタンスなど、“それがセレブのあり方”と知らずに素通りされた日本のスターの皆さんをはじめ、迎え撃つ我々記者陣も、まだまだ見習う機会があればいいのですが。なお、ライブはライブで泣けるほどパワフルでした。





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岡田有加プロフィール
フリーエディター&ライター。石川次郎氏に師事し2003年に独立後は、パーティジャーナリストとしても国内外の社交シーンを夜な夜なパトロール、GLAMOROUS以外にFRaU『Party美人のウィンク』など雑誌でのパーティ連載も多数。華やかなパーティシーンを常に一歩引いた視点で眺めつつ、その中にさらりと時代のツボ捉えた書きっぷりには業界のファンも多い。最近はパーティのアドバイザー&コーディネイターとしての活動もスタート、出版物やウェブサイトのトータルディレクションも手掛ける。





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