Vol. 10 アウトドアパーティでは、誰かの野性的DNAがいつだって恋しい

先週このブログエッセイで「このGWはパーティとは無縁のオフを満喫するゾ」などと勝手に宣言させていただきましたが、実はこの春に引っ越しをした関係で、実際は最後の片付けと、新居見たさの来訪者に見舞われがちだった次第。というのも、新しい我が家にはちょっとしたテラスがあって(とはいえ本当にたいした広さではないのですが)、「お天道さまの下でランチパーティしようよ」などというのが方々の突撃文句のようで……。

いや、でも、みんなのキモチも分かります。だって、今の季節は本当にお日様の下がキモチいいですよね。

そんなこんなで、しばしの帰省ついでに参加した親戚一同が揃ってのパーティも、実家近くの河原での屋外バーベキューに。でもって、ちょっとしたサプライズは舞台となった川岸との間を上り下りすべく斜面につくられたインスタント階段で、これは「けっこう急だけど、どうやって降りるの?」とヘタレたコメントを漏らした私への実践的回答としての、日曜大工好きの叔父による突発的なアイデア。先人の知恵と言うには大げさまでも、私達の世代には確実に備わっていない自然派ホスピタリティは、身内のハナシで恐縮ですが、そこそこの出来じゃないです?

一方で、我が家のテラス目当てでやってきたにもかかわらずお天気に恵まれず(というのも何を隠そう、そもそも私がザーザー降りにも至らない、中途半端な“小雨女”で)、外でのブランチが叶わなかった友人たちが夜になって雨が止んだ隙を見逃さず、「今なら!」とテラスに出ていってご機嫌で飲み直していたのも、夜風を求める彼らの執拗な野性が発揮されたゆえの第二の展開。

すなわち、ちょっと前にオマーンを旅した先輩ライター女史が、とあるリゾート名物のパラグライダー・チェックイン(パラグライダーに乗って空からチェックインができるサービスらしいです)をする際に「風が読めるダンシのガイドがいて、うっかり恋をしそうになった」と冗談半分で話していたのですが、アウトドアのパーティに関しても、今そこにある自然条件をいかに受け入れ、瞬発力をもって楽しめるかはかなりのポイントだってことを再確認した先週。さらに、これからの季節はそんな感覚を研ぎ澄ましていきたいものですが、自身はもちろん、その手の野性的DNAを有した輩と知恵の不足に既にあえぎがちな気がして心もとないのは、私だけでしょうか?

10-1.gif↑これが河原の斜面に出現した、即席のレッドカーペットならぬ階段。

10-2.gif↑GW合間のウィークデーの晩は、「ザ・リッツ・カールトン東京」のお招きで、同ホテル最上階のレストラン『45』でディナー。デザートでお出しいただいた『カフェ&デリ』でも販売中のこちらのショコラ(写真手前)をお土産に頂戴したお陰で、後日のテラス・パーティのスイーツタイムはゴージャスに。ちなみ同フロアにあるミシュランの星獲得の日本料理店『ひのきざか』では、顧客向けとはいえこだわりのワインパーティなどもこっそり開催しているそうなので、美食好きのパーティガールは改めてチェックです。





このブログのフィードを取得
[フィードとは]


岡田有加プロフィール
フリーエディター&ライター。石川次郎氏に師事し2003年に独立後は、パーティジャーナリストとしても国内外の社交シーンを夜な夜なパトロール、GLAMOROUS以外にFRaU『Party美人のウィンク』など雑誌でのパーティ連載も多数。華やかなパーティシーンを常に一歩引いた視点で眺めつつ、その中にさらりと時代のツボ捉えた書きっぷりには業界のファンも多い。最近はパーティのアドバイザー&コーディネイターとしての活動もスタート、出版物やウェブサイトのトータルディレクションも手掛ける。





Powered by
Movable Type 3.35