Vol.12 パーティ取材でのアウェイを救ってくれた、アンナさんのパワフルさを受けて

ファッション誌のパーティ取材の場合、主に会場の中でゲストのセレブに個別に声をかけさせていただきながら、オリジナルの撮影協力とコメントをいただくスタイルが主流。これに対しテレビや週刊誌の皆さんは、ワイドショーなどでよく目にする、ブランドや商品のロゴが描かれた“ボード前”的な固定場所での“囲み”が原則。

そうです、ファッション誌というのはパーティ取材においては基本的にかなり、優遇されているわけですね。

なのですが、その優位性が全うされないケースもあって、あまりに大物ゲストが多いので会場内での取材はすべてNGというケースにはじまり、人があまりに行き来しすぎるとか、暗すぎて顔が判別できないとか、人の溜まりどころや出入り口がいっぱいありすぎるといったパーティの場合は、たとえ会場内での取材が許されていても、自主的に“ボード前”に陣取るケースがあります。

ちなみに、先週行われた「Ray-Ban」のWayferer(映画『ティファニーで朝食を』のオードリーをはじめ、ときの大物ロックミュージシャンに愛されたサングラスで、昨年復刻して今ドキのセレブの間でもちょっとしたブームに)のカラフルフレーム版 “COLORIZE”の発表パーティは、土屋アンナさんのミニライブがメインパフォーマンスとあって、恵比寿のリキッドルームが舞台。つまり、ライブ会場以外に溜まりどころが分散されていることもあって、久しぶりに“ボード前”にジョインすることに。

とはいえ、ここでツライのは、そこの仕切りが当然テレビ主義なこと。つまり、テレビの皆さんはどこからもぐーんと伸びてくるマイクがあるのでいいのですが、音声を拾う術のない雑誌部隊はかなり傍まで近づかないと、ゲストのコメントがキャッチできないわけで、さらにその場は隙あらば恋愛バナシなんぞに持っていこうとするテレビの方の聖域なので、我々が質問を投げかける余地はまず確保されておらず……。しかも、ご存じの通りテレビの方々の質問はプライベートに関することが多いので、「今だ!」という少ないチャンスを見つけてパーティに関する生真面目な質問を、しかも白い目で見られないエレガンスと愛嬌を醸しつつ、というのが鉄則。

そんなアウェイな環境の中で登場したこの日の主役のアンナさんですが、あのハスキーなお声が実に通るので、アウェイということもあり隅っこで取材中だった私のもとにも、コメントが届いて救われました。それにしても、アンナさんを前にするといつも聞きたくなってしまうのは、「ふとパワフルになれないときは何をします?(よくある『元気の源は?』という質問の大人バージョン)」という類いの質問。それこそパーティに関係ないのでこの日も当然聞くことはなかったものの、持ち歌を披露したライブでも「スーツの男性系は、大丈夫ですか?」とずばりノリが悪めのゲストを煽る度胸にも、そのエネルギッシュさにも圧倒されっぱなし。

とはいえ、こちらはアンナさんとは異なり、ただパワフルなだけじゃダメな立場かつ世代とも自覚するこの頃。“パワハラ”なんて言葉も身近な酒場で飛び交っておりますが、今回はアンナさんのあまりのパワーを前に、そろそろかたちを代えたパワフルさも身につけなければとも思った次第です。

12-1.gif↑ちなみに今回、アウェイにてお尋ねした質問はベタに衣装について。答えは「オール、クロムハーツです」とのことでしたが、パフォーマンスもその衣装にまけないロックぶりでした。

12-2.gif↑Wayfererのサングラスがカラフルなクッキーに。

12-3.gif↑先週はブルガリ銀座タワー最上階のルーフトップ・テラスのお披露目パーティも開催。ゴージャス好きのグラマラスガールの皆様なら、夏生まれの友達あたりを主役に、ディナー付きバースデーパーティなどの舞台に最適かも。写真、暗すぎますが、無理矢理!





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岡田有加プロフィール
フリーエディター&ライター。石川次郎氏に師事し2003年に独立後は、パーティジャーナリストとしても国内外の社交シーンを夜な夜なパトロール、GLAMOROUS以外にFRaU『Party美人のウィンク』など雑誌でのパーティ連載も多数。華やかなパーティシーンを常に一歩引いた視点で眺めつつ、その中にさらりと時代のツボ捉えた書きっぷりには業界のファンも多い。最近はパーティのアドバイザー&コーディネイターとしての活動もスタート、出版物やウェブサイトのトータルディレクションも手掛ける。





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