幸せをつかむ LOVE握力

 

Vol.47 カレとのお泊り!

 

 

念願かなって カレとのお泊りorふたり旅!
思いっきり嬉しい。
でもオンナ心って複雑だよね。




なぜかって?
ひとつは ナイトウエアをどうするかっていう問題。
やっぱり いつものパジャマっていうわけにはいかないでしょ?
特に 乙女チックな女子パジャマに拒絶反応示すオトコは多い。
キャンディ柄のフリフリパジャマ持参でカレとのお泊りにのぞんだ
オンナのコがカレからこう言われたんだって。
「ちょっとやめてくれない?
オレ立たないよ、その格好じゃあ。」
失礼しちゃうよね。
でも、オトコ心も何となく分かるような気もする。
そんなわけで、その日のためにネグリジェを探しに行く羽目になる。
胸ときめく反面、可愛いネグリジェって 結構高い。
いくらハレの日用とはいえ、お泊り用ネグリジェ19800円なんていう
不意の出費は痛いよねェ。
私が大好きなラペルラのナイティなんて、10万円もする代物。
そして 値段もさることながら、このイタリー製のナイティに関しては
つくづく考え込んじゃう。
だって、スケスケのシルクシフォン。
ロングキャミソールドレスみたいなデザインで、いわば裸同然なんだもの。
そりゃあ、オトコの人はそそられるかもしんないけど、
これで眠らなきゃなんないオンナのコはどうするのよ?ってかんじ。
夏場で部屋にクーラーがかかってると、完全に風邪ひきそうだし、
冬は冬で、暖房ががんがんにかかっていないと超寒い。
パジャマズボンもないわけだから、冷えてトイレばかりいきたくなるんじゃないかって
心配になる。
ましてや冷え性で、普段毛糸の腹巻やパンツはいてるコだと
そのギャップにとまどっちゃうよね。
結局はスケスケのネグリジェかナイティの上に、カレが眠ったの見計らって
ホテルのバスローブとか、持ってきたカーディガンはおって寝るしかないの?
一度聞いてみたいよね。
ラペルラのナイティ愛用しているヨーロッパのセレブにさ、
「そのままで眠って、愛は持続するかもしれないけど 風邪引かないの?」って。



そして、もうひとつの問題がメイク。
お泊りだからって、いきなりカレにすっぴんみせるのも
どうなんだろう、心配だよね。
“すっぴんも可愛いよ。”なんて言いながら、カレが内心思いっきり
引いてたら困る。
やっぱり、婚約という確かな約定が結ばれるまですっぴんは控えたほうが
懸命だと思う。
けなげさって やっぱりオトコ心を掴むものだし。
ところが、朝の光の中で前日の剥げ落ちたメイクをみせてしまうのは
さらに最悪。
にじんだアイメイク、落ちたマスカラでパンダ目になった上、
剥げてよれたファンデーションを明るいところでみせたら
100年の恋もいっぺんに冷めちゃいそう。
このあたりがなやましいよね〜。
翌日の肌のコンディションも気になるし、ファンデは完全に落として
アイメイクだけ直して眠る。
で、翌朝カレがまだ寝息を立てている間にこっそりベッドから抜け出して
ちょっと薄めのメイクとクリーンなお口でおはようのキス。
そう、そのくらいの努力はしたいよね。
結婚している身からいうと、普段夫にすっぴん見せてる比率が90パーセント
メイク済みの勝負顔見せるのなんて10パーセントあるかないかの世界だからね。
寝るときは勿論パジャマだし。
もう、女のとりでを完全に明け渡さなきゃあならないのが
結婚生活ってやつだから、せめてそれまでは努力、努力でいく
しかないと思う。


まあ、理想をいえば女としての努力を生きてる限り続けるのが
オンナの本道だと思うけど。

日時: 2009年10月05日

Profile

南美希子

みなみ・みきこ
東京生まれ。テレビ朝日アナウンサーをへてフリーランスに。数々の番組でキャスター、コメンテーターとして活動。またオシャレ、結婚、子育て・出産、美容などのエッセイでも人気。著書に『オバサンになりたくない』『お嫁に行くまでの女磨き』『男の勘違い』他。まさに“Glamorous way of life”の先駆者レディ。