幸せをつかむ LOVE握力

 

vol.27 女に生まれただけじゃあ女になれない!

 

 

私たちは女性。


XXの染色体を天から与えられ、
柔らかな肌、
胸のふくらみ、
異性を受け入れる形の性器を隠し持ってる。
月一回の生理と人生の半分近くつき合わなくては
ならないし、
セックスをすれば妊娠するかもしれない宿命を
背負わされている。

とりあえず以上のような特性をかねそなえていれば、
誰でも一様に、
女とみなされ、
女と呼ばれる。


しかし、私はこう思う。
それは単に生物学的に定義されたオンナに
すぎないのではないかと。


何故かですって?
一人の男の人を好きになって、
とことん惚れて、
彼からもまたうーんと愛されて、身も心も。
それでもって、初めてオンナが本物の女に
開花するんだと思う。
つまり、恋人を前にして初めて、女が女として成立するというか、
女が女ならではの機能と特性をフルで出動させようって
真剣に立ち上がるんだと思う。
バストケアのクリーム塗って、
髪に巻きを入れて、
いけてるランジェリーつけようって。
で、彼もそれに目一杯応えようとしてくれる。
彼の情熱と才能と経験に裏打ちされた愛され方で、
ああ、自分のカラダってこんなふうに感じるんだとか、
こんなとこも感じるんだって再発見しながら、女は本物の
女に育っていく。
つまり、性器本来の存在価値をちゃんとわきまえているのが
女なのだと言い換えてもいいのかもしれない。


そんなわけで、生まれもっての女はあまり意味を持たない。
それは社会的記号にすぎないのだ。
一人の男のひたむきな愛の力によってのみ、
ほら、今夜もまた一人の女が誕生する .....。          

日時: 2009年02月20日

Profile

南美希子

みなみ・みきこ
東京生まれ。テレビ朝日アナウンサーをへてフリーランスに。数々の番組でキャスター、コメンテーターとして活動。またオシャレ、結婚、子育て・出産、美容などのエッセイでも人気。著書に『オバサンになりたくない』『お嫁に行くまでの女磨き』『男の勘違い』他。まさに“Glamorous way of life”の先駆者レディ。