”セックスでキレイになる”っていう呪文みたいな
文句に、オンナたちは縛られすぎてはいないだろうか。
セックスが美容と心の万能薬みたいに。
相手構わずするセックスは、言うまでもなく、
逆にオンナをくすませると思う。
すさんだ感じ。
はすっぱな雰囲気。
すぐに落とせるお手軽感。
”オレの大切なオンナ”という存在からどんどん
自分を遠ざけてるような気がする。
一時のモテ感に酔いたいのも分かるけど、
自爆テロみたいなセックスは断じてしないほうがいいと思う。
たとえステディとのセックスでも、のびきった
パンツのゴムみたいなだれだれの関係になって、
お互いに薄汚れたスゥエット脱いでする
まんねりセックスの場合はどうなんだろう。
そういえば、夫婦みたいに長い付き合いで、
すっかりまんねり化した彼女のいるオトコがいつか
こぼしてた。
パジャマ着た状態の時しか彼女とセックスしないから、
ブラジャーのホックのはずしかたを
すっかり忘れちゃったって。
まだ若いけど、彼もすっかりオジサン化していた。
こんなセックスでオンナは果たしてキレイになれるだろうか?
かと言って、全く遠ざかっているのも問題だ。
そういえば、こんなことがあった。
かなりキレイな娘。
みんなで飲んでいる時、彼女が急につぶやいた。
「わたし、もう3年以上セックスしてないの .....」って。
外から見ても乾いた感じは全然しなかったから、
みんなで「へえー、信じられない!」って驚いた。
そしたら、遊び人で鳴らしてた一人のオトコがこう慰めた。
「気にすることないさ。
オンナは自助努力でいくらでもキレイになれる生き物だから。」と。
つまり、エステ行ったりお手入れさえ怠らなければ、たとえオトコが
いなくても、キレイでいられるってことらしい。
その場にいた女たちはみんな「そうだよねぇ。」って、妙に納得
していたけど、私はちょっと疑問に思った。
だって、昔むかし。
ゴージャスウエイビーに、マスカラたっぷりのフルメーク、
サロン通いを欠かさない真っ赤な長い爪できめていた頃の話。
エステの回数券なんて何十万円分も買い込んでいた。
だから、外見的にはかなりモテ感を漂わせていたはずなんだけど、
パーティであるオトコにいきなり言われた。
「キミ、今オトコいないだろう。
してない感じするもん」
頭きたから鼻で笑ってやったけど、心の中は大パニック状態
だった。
だって、図星だったから。
出会い頭にカウンターパンチ食らわされたみたいだった。
やっぱ、わかるんだ.....。
そう思うと、めちゃくちゃ落ち込んだ。
こういうときは、きっと”人生山あり、谷あり。”って
開き直るしかないんだね。
その後暫く時間はかかったけど、しっかり彼氏できたし。
出逢いの頃のドキドキをずうっと引っ張り続けて、
いつも新鮮な気持ちで愛してるよって心から
言い合えて、
キスしながら裸で抱き合っていると、とろけそうに幸せな
気持ちになれて。
こういう相手とのセックスだったら間違いなく
女はキレイになれると思う。
でも、これって結構むつかしい。




