「SEXの相性って、信じる?」
「何、それ?」
「顔がキレイだとか、バストの大きさとは関係なく......」
「えっ?」
「最初は好みだと思ってドキドキしながら抱いても、
結局SEXがよくないとボクの場合、長くは続かない。」
「フーン。」
「2〜3回で逢わなくなっちゃうこともある。」
「そうなんだ。」
「反対にSEXの相性がいいと、まわりからよしなよって言われても、
ボクにとっては最高のオンナで、浮気しても必ず彼女のところに
帰ってくる」
「へぇー」
「具体的にいうと肌と肌とが、すぅーと吸い付くように引き合う
感じ。もちろん、アソコも含めて」
「やだぁ」
「SEXってつまりは、肌と肌のコミ二ケーション、粘膜と粘膜の
コミ二ケーションじゃない」
「 ?!」
「それから、どんどん開発されてよくなっていくコと、ぜんぜん進歩が
みられないコがいる」
「ッたく、何それ?」
「ボクのすべてに応じてくれて、ボクのすべてに感じてくれるようになるコと、
なる気配もないっていうふうに」
「ハイハイ」
「これは二人の感性の相性かもしれない」
「深い話ねぇ」
「感じて素直に呼応する感性」
「......」
「感じようとする前向きな意欲」
「......」
「相手にも感じて欲しいというとびきりの愛情」
「......」
「SEXってつまりは、感性のぶつかり合いなんだよ。
貪欲に、お互い感じあう頂点目指すプロセスがSEXの本質。
君ならわかるよね」
「何バカなこと言ってんのよ。いい加減にしてよ!」
うーんと昔、あるプレイボーイがほとんど一方的に
私に向かってたれた講釈。
そして、熱のこもらない受け答えをしているのが私。
今だったら、こういうのってセクハラだって訴えることが出来るのかも。
でも、長年オンナやってると彼の説って正論なのかもって思うことがある。




