「別れよう」
このショッキングな一言を、言わずに消える男ほど、ショッキングな存在はいない。まだ付き合ってはいないけれど“いい感じ”だったはずの男が、「もう会いたくない」とは言わずに、少しず〜つ私からのメールの返信を減らしたり、電話に出なくなったりして、フェイドアウトしてゆく様子は今まで何度も体感してきたが(涙)、ちゃんと“付き合って”いる関係からも同じように勝手に消えてゆく男が、いるらしい。(恐っ!!)
「別れよう」
このショッキングな一言を、言わずに消える男ほど、ショッキングな存在はいない。まだ付き合ってはいないけれど“いい感じ”だったはずの男が、「もう会いたくない」とは言わずに、少しず〜つ私からのメールの返信を減らしたり、電話に出なくなったりして、フェイドアウトしてゆく様子は今まで何度も体感してきたが(涙)、ちゃんと“付き合って”いる関係からも同じように勝手に消えてゆく男が、いるらしい。(恐っ!!)
26歳になった。あれ、あれれ……。今、これを書いているパソコンの画面と私の間には、白い煙……。3週間前、出張先のLAのホテルでひとり、“彼”と出会った頃に聞いていた曲を聴きながら、彼との白い煙付きの青春を思い出し、それらと決別するために細長い彼を一本一本へし折る、という“依存卒業式”をしたというのに……。その2週間後の深夜、東京。〆切り直前の長編小説を書いていたパソコン画面と私の間、約30センチのそのクリアな空間に耐えられなくなった私は、“元彼”の亡霊に取り付かれたように家のドアを蹴り開け、小銭を握り締めて彼の元へダッシュ。そして、青春時代に聴いていた頃の曲を聴きながら、彼を体の中へ受け入れて、何も変わっていない自分に泣きそうになった。
毎秒毎秒、充実している人生なんて、絶対ない。と、いうより人生なんて、ふっと空いた、手持ち無沙汰の“間”の塊で、その“間”と“間”のあいだに、充実したイベントが時々挟まってるくらいのもんなのかもしれない。それは不幸なことでも何でもなくて、人生ってきっと、そんなもんなんだと思う。それなのに私達は、その“間”に慣れることがどうしても出来なくて、ふっと寂しさを感じては急に不安に襲われちゃったりする。そんな時、だ。“ダメだ”って思っていても手がスーッと、何かに伸びちゃうのは……。
『別れたい、と思う理由はとってもシンプルなの。一緒にいてもいいことが、たったの1つもないんだもん!』
『うんうん』
『このままズルズルしててもね、奴は私を破滅に追い込むだけだってこと、誰よりも自分が一番良く分かってる。でも本当はそんなの、出会った時から分かってたんだ。でもね、あの頃は私も若かったし、奴のそんな"悪さ"が、クールにも、セクシーにも、見えちゃったんだよね。で、気付いたらもうどっぷり、はまってたってわけ! 』